太平洋フェリー【きそ】一人旅に最適<S寝台と1等客室の比較>

フェリー旅
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赤をベースにした可愛い船舶【きそ】

太平洋フェリーで運行している3隻のフェリーのうち、現在最も古い船舶が【きそ】です。
同じ規模の【いしかり】が優雅な雰囲気なのに対し、【きそ】は可愛い船舶です。

今回は【きそ】の客室について、一人旅という視点からまとめたいと思います。

客室比較

【きそ】は【いしかり】と同規模の船なので、客室についてもほぼ同じです。


▼【いしかり】の客室を比較しています。

ただ当然船舶が異なるので、同じ客室であっても雰囲気は異なります。
また【いしかり】に比べるとやはり少しだけ設備の古さが感じられますが、気になるほどではありません。

S寝台

1室に16台のベッドがあります。
【きそ】のS寝台にも女性専用客室の設定があるので、利用しやすいと思います。

ベッドの配置や中の設備はいしかりと同じですが、少しレトロな雰囲気が感じられます。

混雑時には通路を挟んで向かい側のベッドに人がいることもあります。
写真では通路が狭く気になると思うかもしれませんが、ロールカーテンを閉めてしまえば全く見えないので、私は今まで他の人が気になったことはありません。

なお、客室でテレビをつけていたらうるさいのでは?と思うかもしれませんが、ベッドに横たわるとちょうど頭の辺りにスピーカーがあるため、テレビ自体の音量は相当小さくて済みます。

kimukayo
kimukayo

同室のテレビの音漏れがうるさいな~と思った経験はありません。

1等客室

1等客室には 和洋室・洋室・和室 の3種類があり、一人旅でも利用できるのが洋室のみであることは【いしかり】と同じです。

1等洋室
  • 定員:2名
  • インサイド(窓から外の景色が見えない)

太平洋フェリーには定員の半数に満たない人数で個室を利用することができないという決まりがあります。
そのため定員が3名以上の和洋室・和室を1名で利用することができないのです。

定員2名の部屋なので、1名であれば相当に余裕をもって利用することが可能です。
個人的な経験としては、壁が薄いのか、隣の音が聞こえてくることがありました。
個室であっても重厚な造りというわけではないので、気になりそうな人は対策しておく必要があるかもしれません。

とはいえ船のエンジン音と波の音が大音量で迫ってくるのでさほど気になりません。そして私自身は船酔いで早々に寝てしまうのであまり気にしたことがありません…。

客室の比較

▼運賃は以下の通りです。

S寝台1等洋室
運賃/1名8,900円12,000円
※運賃はA期間で早得プランを使用した場合(苫小牧‐仙台):2024年7月現在


▼実際に乗船した経験から感じたことは以下の通りです。

S寝台
  • 個室ではないのでお手洗いや飲食の際には部屋を出なければならない
  • お風呂も同様。またタオルは持参する必要あり
  • 船ならではの客室の雰囲気を味わえる
  • 意外と静かに過ごすことができる
1等洋室
  • 個室なのでほぼすべてが部屋の中で完結する
  • タオルなどを持参しなくてよい
  • 個室ではあるが意外と隣室の音が聞こえてくる
  • 個室ではあるが外が見えない

約3,000円の差をどう考えるかで客室を決めることになりそうです。
【いしかり】の部屋比較でも書きましたが、初めての乗船で自分の体調がどうなるかわからない場合はとりあえず個室を選ぶといいかなと思います。

なお、S寝台よりも安いB寝台・2等和室や、1等より上の特等も1名での利用が可能です。さらに上のスイート系も1名利用可ですが、普段使いはしにくい値段設定・部屋数です。

まとめ

【きそ】のS寝台と1等洋室を比較してみました。基本的に【いしかり】と同じ結論です。
個人的には苫小牧‐仙台間であれば個室ではなくても十分に過ごせるのではないかと思います。
ただ、船が初めての人は念のため個室を取り、その後色々な船舶・客室を体験してみることをお勧めします。

kimukayo
kimukayo

私はもう何度も乗船しているので、S寝台と1等を交互に利用しています。どちらにもよさがあるので…。

早割が使えてお得に利用できる太平洋フェリー。
その割引率は他のフェリーにはない魅力なので、今後もたくさん乗船したいと思っています。
機会があればフェリー旅を楽しんでみてください。

以上で終わります。

▼3隻のうちの1つ【きたかみ】の客室についても書いています。

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