連休真っ只中。ほぼ満室の船内
毎度おなじみ太平洋フェリーに乗船してきました。「仙台→苫小牧」航路です。
とはいえ太平洋フェリー自体には約1年ぶり、【きたかみ】にいたってはなんと4年ぶりの乗船です。
いつも大体平日ど真ん中に乗船するので、連休真っ只中の満室状態の乗船は本当に久しぶりでした。
今回は時系列に沿って船旅をレポートしたいと思います。
出発直前のわくわく感を味わう
私は基本「徒歩乗船」なので、フェリーターミナルへはバスで行きます。
そのため仙台港フェリーターミナル到着時には、すでに乗船が開始されています。
フェリーターミナル1階のカウンターで手続き後、こちらから乗船となります。
出航1時間以上前ですが、船酔いをする私は早々に乗り込んで色々と済ませておく必要があります。
また、レストランやお風呂も混雑するので、早めに乗船して利用しておくことをお勧めします。
船内の様子を確認
同じ船舶なので特に変化はないのですが、一応乗船後は一通り確認します。
施設の利用時間などが時と場合によって変更されていることもあるからです。
▼6デッキ
売店もありますが、営業時間が限られています。
お菓子(菓子パン類も)などは購入できますが、「食事」のようなものはありません。
階段をのぼり7デッキへ。
人が多くて撮影できなかったため、こちらは4年前の写真です。
【きたかみ】はプロジェクションマッピングを売りにしている船舶なので、こうした映像が様々な場所で見られます。
▼7デッキ
撮影時間がばらばらですが、レストラン周辺に椅子やテーブルが設置されています。
外を眺めたり、レストランや部屋以外で飲食をする場合はこのスペースを利用します。
ほぼ満室の日でしたが、椅子やテーブルが全く使えないということはありませんでした。利用者の入れ替わりは早いと思います。
入浴:大浴場は乗船時から利用可能
私の場合ですが、船内でお風呂に入ることはかなり少ないです。
家もしくは外の施設で済ませてくることが圧倒的に多いからです。
船内で入浴する場合は、基本的に「出航前」に済ませます。
出航後は、
- 船酔いする
- 揺れて入りにくい
- 混雑する
ということがあるからです。
▼今回は「洗顔」のみ必要だったので、シャワー室の洗面台を利用しました。
船内の入浴にはシャワー室の利用も可能です。
食事:【きたかみ】にはカフェスタンドはない
太平洋フェリーで運航している3隻のフェリーのうち、【きたかみ】にはカフェスタンドがありません。
他の【いしかり】【きそ】にはレストランの他にカフェスタンドがあり、軽食(麺類やカレー、おにぎりなど)を食べることが可能です。
私は船内でレストランを利用することがほとんどありません。
レストランはバイキング形式なのですが、わりと偏食であることと、バイキングの恩恵を受けられるほど量を食べられないことが理由です。
いつも↓こんな風に夕食は持ち込んでいます。
夕食はこれでいいのですが、問題は朝食です。
【いしかり】【きそ】であればカフェスタンドがあるのでおにぎりやみそ汁を購入するのですが、【きたかみ】にはありません。朝もレストランのバイキングのみです。
なお【きたかみ】にはカフェの代わりなのかカップラーメンの自販機があります。
朝からでも大丈夫!という人は選択肢の1つになるかと思います。
【きたかみ】の場合、私は翌朝まで持ちそうなおにぎりを持参していきます。
生ビールは【きたかみ】でも購入できます
生ビール好きの方のために書いておくと、いしかり・きそのカフェスタンドで購入できる生ビールは、きたかみのレストランでも購入可能です。
無事に生ビールを入手できました。
これがないと船旅がスタートできません。
レストラン利用は早めがお勧め
レストランは出航前から利用できます。
混雑する上に長時間営業しているわけでもないので、なるべく早く利用するほうがいいです。
また、朝も営業開始と同時の利用がお勧めです。
連休中の様子ですが、営業開始10分もしないうちに入場制限がかかっていました。
食事に関しては船舶にもよりますが、
- レストラン
- カフェスタンド
- カップラーメン
- 持ち込み
などなど色々な選択肢があるので、乗船前にどうするか検討しておきましょう。
食事をあれこれ考える時間も私は楽しんでいます!
エコノミーシングル:女性専用室
エコノミーシングルの女性専用室には、カードキーを使って入ります。
以前の記事にも書きましたが、エコノミーシングルは個室タイプではありますが厳密には個室ではありません。
こちらの注意書きにもあるように、部屋の中で飲食はできません。
また同じフロアに他の乗客もいるので、話し声には注意が必要です。
エコノミーシングルは個室っぽい形態のために、時によっては話し声が大きくなってしまう人も正直なところいます。
明らかに個室じゃないBやC寝台(きたかみの場合)の方がむしろ静かに過ごせるかもしれません。
次回の【きたかみ】乗船の際にはB寝台にしてみようと思っています。
▼【きたかみ】のエコノミーシングルと1等(クロスツイン)を比較した記事
船酔いするので20時就寝 → 早朝に起床
出航1時間前には乗船し、船内の確認と食事(場合によっては入浴)を出航までに済ませます。
仙台発→苫小牧行の場合は19時40分出航ですが、私は20時にもなると船酔いしてきます。
早々にお部屋に引き上げ、酔い防止のため横になる必要があります。
この頃には生ビール(&缶ビール)で別の意味でも酔っているので、21時頃までには寝ていることがほとんど。必然的に翌朝は相当に早起きすることになります。
翌朝には揺れによる酔いは収まっています。
早朝から起きて読書するのが船旅のルーティンであり楽しみでもあります。
なお、【きたかみ】にはありませんが、【いしかり】【きそ】にはラウンジショーがあります。
太平洋フェリーの売りの1つでもあるショーですが、船酔い真っ最中の私は行くことができません。
船酔いに問題のない方は、ラウンジショーで楽しく船旅の夜をお過ごしください(うらやましい…)。
苫小牧西港に到着
いつもながらあっという間の船旅が終了しました。
苫小牧西港に到着です。
下船後は積み込んだ車やレンタカー、はたまたお迎えによってフェリーターミナルを後にする人が多いので、一気に人がいなくなります。
苫小牧西港からは苫小牧駅や札幌駅までバスが運行していますが、30分前後待つことになります。
バスを待つ間、このがらんとした待合室で到着したフェリーを眺めるのが私は好きです。
今回はさすがにバスも混むかな?と思いましたが大丈夫でした。札幌行でも問題なく座れる人数でした。
余韻に浸りながらこれにて船旅は終了です。
まとめ
というわけで時系列に沿って船旅をまとめてみました。
基本的に毎回同じような過ごし方しかしていないのですが、それがむしろ心地よかったりします。
通いなれた場所に帰ってきたような安心感を覚えます。
太平洋フェリーには年内にもう一度乗れるかどうか…現状ではわかりませんが、もし【きたかみ】なら次はB寝台にしよう!と思っています。
その際にはまたレポートします。
以上で終わります。