相棒season21-1~2「ペルソナ・ノン・グラータ」感想

相棒
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相棒season21放送当時(2022年10月~2023年3月)に書いた感想記事です。

相棒season21スタートに寄せて

亀山薫復帰の記念すべき season21 が始まりました。
私は相棒を土曜ワイド劇場時代の Pre-Season から見ていますが、ここ数年は視聴をストップしていました。
熱心に見ていたのは神戸君時代まで。
season10 までは繰り返し何度も見ているので各エピソードも頭に入っています。


3代目のカイト君時代も、見ることは見ていました。そう、あのラストまで…。
賛否両論(むしろ否が多い?)のダークナイト結末で「これはちょっと…」と思ってしまい、繰り返し見るということはなくなりました。
やっぱり見ていても「この裏でダークナイト…」と思ってしまい、物語に入り込めなくなるかと思ったからです。


4代目の冠城君は、最初は見ていました。
反町さん演じる冠城亘のキャラは本当によかったし、卒業時点で歴代最長の相棒になるのもうなずけるくらい、右京さんとのコンビネーションも最初の頃からしっくりきていたと思います。
途中で視聴をやめたのは、忙しかったということもあるのですが、脚本がどうも合わないなあと思ってしまったからです。
亀山・神戸期からは脚本家陣もかなり変わっています。
個人的な感想ですが、何となくついていけないというか、繰り返し見たいと思わなくなってしまったのです。
冠城君自体はよかったのですが…。


そしてついに亀山君が帰ってきました。
歴代最長となった反町さんの後、となるとこの選択肢しかなかったと思います。
ここで全く違う人を再び…というのは難しかったのではないかと。
最良の選択だったと思います。


やはり初期から見ている身としては、亀山&美和子復帰ならば見てみたい、と思いました。もちろん何年も経っているので色々と変わったこともたくさんありますが、亀山&美和子がいるだけで初期の雰囲気が戻り、画面が生き生きとしているように感じられます。
現時点では、ですが脚本家の方々も楽しんで書いているように思えます。


あと何シーズン続くのかはわかりませんが、おそらくもうこの相棒で最後であることは間違いないでしょう。
始まりを造った亀山薫がラストを飾る。
これ以上はないと思います。
どのように幕が下ろされていくのか、見届けたいと思っています。
そしてぜひ歴代相棒との共演や、かつての登場人物との絡みも描いてほしいなと思います。


今後、今シーズンの感想を書いていきたいと思いますが、特に深い考察もない、書きたいことを楽しく書いているだけのものですのでご了承下さい。
なお、リアルタイムで放送中の season なので、大きなネタバレは控えたいと思います。

第1話・第2話「ペルソナ・ノン・グラータ」感想

★このエピソードは、「いかに亀山薫が特命係に復帰するか」、この点が重要であり、正直事件そのものはそこまで重要ではないと思っています。
サルウィンにいる薫&美和子が日本に帰ってくる理由を作り、かつ薫を警視庁に復帰させなければなりません。
私としては二人が国外退去となること、また薫の復帰に関してもよかったと思います。
もちろんドラマなので現実にはあり得ないとは思いますが、そこはそれほどつっこむ必要もないと思います。
ただサルウィンであんなに尽力した薫が、あのような形で強制的に去らなければならないというのは気の毒でした。
一方であの国外退去はミウの薫に対するある意味誠意でもあったのかな…とも思います。
最後にアイシャが描いた薫の肖像画を見つめるミウの表情からそう思いました。
それがせめてもの救いかもしれません。

★先にも書いたように、アイシャにまつわる事件の真相そのものはそこまでひねりがあるわけでもなく(非常に胸が悪くなる内容ではありますが)、あまり印象には残っていません。でもミウがああいう行動に出るとは正直思っていませんでした。
てっきり取引して美味しい思いをするつもりなのかと…。

★亀&伊丹は時を経てもナイスコンビでした。
自分の股をくぐる事、土下座することを命令する伊丹に対し素直にやろうとする亀→「おめえにはプライドがないのかよ!」と拒否する伊丹。
なら最初から要求しなければいいのに(笑)。
相変わらずツンデレ?だなあ。
この「土下座」がまさか薫復帰の伏線になろうとは…。
どんな設定にしても薫の警視庁復帰は現実味がないので、伊丹のワンシーンで薫復帰が叶うというのはむしろ潔くてよかったのではないかと思います。

★というわけで嘱託刑事として復帰した亀山君。
相変わらずのフライトジャケットといういでたちですが何の違和感もなし。
寺脇さん、確かもう還暦では…。若いなあ。

★最後の最後に「美和子スペシャル」をぶち込んでくるとは(笑)。
これ往年のファンは歓喜ですよ。なんかいいよねこういうの。
狙いすぎになる可能性もありますが、長寿作品だからこそできる遊び心なのでどんどん出してほしいです。
私はこてまりさんがお店を開いたところはリアルタイムで見ていたのですが、その後視聴をやめてしまったのでこてまりさんと右京さんの関係性が全くわかりません。
それらを除外して今回のエピソードのみの感想としては、かつての花の里のような雰囲気でいいのではないかと思いました。
亀&美和子も何の違和感もなく溶け込んでいるし、事件後の憩いの場として必要不可欠だと思いました。

以上で終わります。

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