相棒season21-5「眠る爆弾」感想

相棒
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相棒season21放送当時(2022年10月~2023年3月)の感想記事です。

第5話「眠る爆弾」感想

★爆弾に絡むエピソードはこれまでもたくさん描かれてきましたが、「眠る爆弾」という形もあるんだなあと思いました。
タイトルとリンクした「爆弾」の実態が秀逸だと思いました。

★冒頭、平山が三沢准教授に毛布をかけるシーンは確かに「なぜ?」と思いました。
監禁しているのが見えないように全体にかけるのかと思ったら下半身だけだったので…。
こちらも「眠る爆弾」と関係していたわけですね。

★研究資金が圧倒的に足りていない現状。
森原さんは「一途」というワードで繰り返し描写されるように、本当に思い詰めてしまったんだなあという印象です。
客観的にはあんなことをしても本当に「困窮」が伝わるかは疑問だし、何より危険極まりない。

★それでも何とかして平山のすばらしい研究を完成させたい、世の中に役立てさせたい、という思いは本物だったわけで、その「一途」な思いが間違った方向へ行ってしまった結果こんな事態になってしまった。
全てが悪い方向へ行ってしまったが故の悲劇としか言いようがありません。

★平山も三沢先生の「私が殺しました」で画面を閉じちゃって、最後までちゃんと聞けばこんな誤解も起こらなかったのに、とはじめは思いましたが、別の学生がやってきて肝心な部分は研究室の外で話していたんですね。
それならば納得です。
平山も同志である森原さんの死にショックを受けて、短絡的に考えて思い詰めてしまったのかもしれません。

★なぜ三沢先生の奥さんを呼び出すのか、そうかこれが「眠る爆弾」を「目覚めさせる」最後の仕掛けだったわけですね。これは面白い。
「クラッシュシンドローム」というのは初めて聞きました。
しかし右京さん、逆止弁のことといい相変わらず博学ですね…。

★その奥さんを止めるために猛ダッシュの亀山君。
廃ビルの階段を駆け上がるのはもはや亀山君の十八番といっても過言ではないだろう。
間に合ってよかった!

★そして三沢先生を運ぶ適切な病院の手配まで済ませているスーパー右京さん。

★右京のおつかい要員として登場した角田課長。
ひょこっと土師君のところへ現れるのがなんか可愛い。
そして監禁場所の特定までお知らせ。
本当は相当偉いはずなのにおつかいしてくれるなんて優しい(笑)。

★三沢先生に「間違っていたとしかいいようがない」とはっきり告げる右京。
取調室で「間違っていたかもしれないけど…君の研究を完成させようとしていた。夢を叶えようとしていた。そのことだけは伝えておきたかった。」と平山の肩を叩く薫。
二人の対比が今回もよかったです。

★美和子はジャーナリストか記者に復帰?かと思われる台詞がありました。
今後どうなるのか楽しみです。
こてまりバイトじゃなくてよかった。

以上で終わります。

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