相棒season21-9「丑三つのキョウコ」感想

相棒
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相棒season21放送当時(2022年10月~2023年3月)の感想記事です。

第9話「丑三つのキョウコ」感想

★「都市伝説」がらみだから軽い話なのかなーと思いきや、謎も多くて伏線もきちんと回収されていて面白かったです。

★都市伝説が「ちょっと好き」な右京さん。
昔から見ている人は知っていると思いますが、右京さんは実は幽霊に会いたくて仕方のない人。
真に頭の良い人は超常現象系にも興味あるんだろうなあ。
キョウコの動画を見る右京さんの目、輝きすぎ(笑)。

★最初の被害者であるフリースクール代表の河上。
同情の余地ゼロ、でしたね。
引きこもっている人を無理に引きずり出して監禁まがいのことをする。
そして親から大金を巻き上げる…。
引きこもりを何とかしたいと思っている家族の弱みに付け込んだ、最低な犯罪行為。

★そしてそのフリースクールに一時期いた(いさせられた)青山加奈。
彼女の引きこもったきっかけが本当に気の毒。
10代であんな責められ方をしたら誰だって傷つくよ。

★きっかけを作ってしまった高校時代の足立先生も、あれはやってはいけなかったね。
加奈が怪我をしていることを知っていようといまいと、失敗をあんな形で責めるのは本当にダメ。
でもそれがどれほど加奈を傷つけたか実感したからこそ、今でも加奈の生活を支えようとしているんだね。

★傷ついた加奈だけど、長年に渡る足立先生の献身は伝わっていたと思われます。
だから河上と決着をつけるという先生を追いかけて行ったわけだし…。
ねつ造されたキョウコと加奈がどうつながるのかが気になっていたけれど、すべては引きこもってしまった加奈の「第一歩」だったわけですね。

★2番目の被害者大村先生に関しては、まあ自業自得というか、あんなどうしようもない松田と組んだことが大失敗でしたね。
最初に右京と三人で会った際に、大村が食い気味に松田をフォローしていたのは「あれ?」と思ったけど、会ったことのない松田のことを「彼」と言っていたことには気づかなかった。
こういう一言でさえも決して見逃さないのが杉下右京。

★追い込まれて、右京&亀に刃物を向けてくるのは本当にどうしようもない…。
勝てるはずないし、罪がますます重くなるだけ。
「バスる」とか「いいねの数」とか、目先のことしか考えてないんだろうな…。
「くだらない承認欲求」「ちっぽけな自己顕示欲」(by右京)のための犯罪。
こんなの満たしたところで何にもならないのにね。
亀山君の本気の「いい加減にしろ!」は視聴者の気持ちそのもの。

★加奈の部屋の窓の下に、荷物が積み上げられている→外へ出るため。
週3日食糧を届けているというわりには持ってきた量が多すぎる→しばらく来られない可能性を考慮。
見事に細かな違和感をとらえる杉下右京。
ストーリーによっては右京さんが超人的に描かれ過ぎてしまうこともあるけれど、今回は右京さんの鋭い観察眼が無理なく発揮されている感じでとても自然だった。

★足立先生が来られなくなってしまうけれど、加奈は大丈夫だろうか。
ぜひ「特命係のおじさま2人」に連絡してほしい。
そして警視庁ツアーやってほしい。
少しずつ外へ出られるようになった加奈の再登場なんていうのもいいなと思います。

以上で終わります。

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