相棒season21-10「黒いコートの女」感想

相棒
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相棒season21放送当時(2022年10月~2023年3月)の感想記事です。

第10話「黒いコートの女」感想

★う~ん…今回は非常にコメントし辛い…。
私は基本的に悪いことをあまり書きたくないのですが、ちょっと色々思ってしまう回でした。
ネガティブなコメントが苦手な方は、これ以降読むのをストップして下さるとありがたいです。

★宝石窃盗団のお宝「ダイヤモンド」と茉奈美の宝物である「大愛」。
冒頭の「ダイヤはどこ?」というセリフからは想像もつかなかったミスリードは面白かったと思います。

★ただこれ…どうなんだろう。
美月の立場からすれば、養父が嘘をついたことで事態がややこしくなってしまい、自分の実の母が逃亡する羽目になってしまった。
もちろん実際に古川を刺してはいるんだけど、安西が警察に連絡していればすぐに茉奈美は見つかったかもしれないし、そもそも誘拐した国枝たちが悪いわけだから、罪も軽くて済んだかもしれない。

★しかも安西が嘘をついた理由がまた…。
「既婚なのに女性とホテルに行った」ということをばらされたくないからっていうのがね…。
いくらなんでも人間として小さすぎないか?
これが誘拐した美月に手をかけられそうになって仕方なく、くらいだったら安西の苦悩もわからなくもなかったんだけどな。
もうこの時点で安西もダメダメ過ぎて、ますます美月が可哀想になってきました。

★唯一の救いは何も知らない奥さんの一紗さんかな。
この後6年越しに真実を知ることになると思われるけれど、果たして受け入れられるのか…。せめて美月にとっての最後の支えになってほしい。

★茉奈美が突然夫を亡くし、生まれたばかりの美月を抱えて途方に暮れていたことはわかります。
そんな状況に置かれて精神的に追い詰められてしまうことは当然だと思います。
だから美月に火傷させてしまうとか、ついうたた寝してしまって誘拐されてしまうとか、その点は何も言うことができません。
でも少なくとも古川を刺してしまった時点で警察に助けを求めていれば、美月を取り戻すことはできたはず。
探すにしても普通の主婦である茉奈美ではどう考えても限界があるし…。
やっぱりストーリーとしてちょっと難しい気がします。

★総合すると最後の亀山君じゃないけど、「どうしてこうなっちゃうんだ…」に尽きるんですよね。
やっぱり今後の美月の背負うものを思うと辛いし、養父母(特に養父)、実母とどう向き合っていけばいいのか…。
物語とはいえ子どもが辛い思いをする&するであろうシーンは見ていてしんどいですね。

★とはいえ、冒頭の角田課長の一斉摘発はかっこよかったし、スマートアクション右京&熱血アクション亀山もよかった。
組対の摘発に協力する二人を見るのも久しぶりで、しっくりきましたね。

★というわけで、申し訳ないのですがちょっと入り込めなかったストーリーでした。
でも役者さんの演技はよかったです。
橋本マナミさんの悲しい愛情が伝わってきました。

以上で終わります。

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