相棒season21-20「13~死者の身代金」感想

相棒
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相棒season21放送当時(2022年10月~2023年3月)の感想記事です。

第20話「13~死者の身代金」感想

★楽しかったー!それに尽きる。
歴代の色々な登場人物が絡むだけで楽しくなる相棒マジック。
これはやはり長い歴史があるからこそなんだよね。


★亀山夫妻はサルウィンから帰国後、官房長のお墓参りに行っていたんですね。
「官房長、亀山薫、戻りました」
そう報告するシーンから season5-15「裏切者」の回想シーンへ。
官房長の「特命を動かしているのは亀山薫君」というあの言葉が、亀山君が再び「相棒」として戻ってきたことにより、さらに大きな意味を持つように感じられる。
「裏切者」もストーリーとして本当に素晴らしかったなあ…。
見たことがない方にはぜひお勧めしたいです。亀山薫の素晴らしさが詰まった作品です。


★さらに帰国後、米沢さんとも感動の再会を果たしていたことが明らかに。
仲良すぎでしょ、二人とも(笑)。
嬉しそうにはしゃぐ二人のおじさんが可愛い。


★と思っていたら…官房長のお墓参りをした時には、実は官房長の遺骨はお墓になかったことが判明。
官房長含め13人の遺骨が持ち去られるという事件が、この1年の間に起こっていた。
そしてそれを「組織ぐるみで」隠蔽されていたかわいそうな亀ちゃん…(笑)。
まあ、直情的な亀山君には伏せておこうという気持ちもわからないではないけど、知らなかったの本当に亀山君だけだったみたいだし、そりゃ怒るよ。


★さらには、右京さんからの依頼で秘密裏に捜査していた米沢さん。
米沢さんにまで「騙されていた」亀山君は人間不信により再起不能に…。
しかし「鉄道マニアを見込んで」米沢さんに依頼するあたり、ほとんど中の人そのままだね。


★意気消沈の亀山君→翌日には何事もなかったかのようにリセットされてご機嫌で出勤!からの…特命に神戸尊登場!
音楽も含め相変わらずスタイリッシュな登場ですね、神戸君。
神戸君に会った亀ちゃん、めちゃくちゃ嬉しそう。
さらには課長も加わって、右京&亀山&神戸&課長の画とか…ありがとうございます!(笑)


★さて神戸君が特命にやってきた目的、それは「官房長の遺骨を奪還する」というミッションを特命に伝えること。
指揮官は神戸君、そして後ろ盾は当然甲斐さん。
甲斐「なおこの映像は自動的に消滅する」
神戸「いや、しませんよ(笑)」って…二人仲良しだな(笑)。
こういう描写から、神戸君は警察庁へ行った後は、持ち前の器用さとそつのなさ、頭の良さで上の意向を受けて暗躍している立ち位置なのかな~と思わされます。
うん、ぴったり。警察庁チームのスピンオフとか見てみたい。


★神戸君に関して、一人夕暮れの特命での回想シーン。
右京「君は亀山君の代わりにはなれません」
これは神戸初登場時の右京さんのセリフ。
それをここで思い出す神戸君の心境はどういうものなのか…。
神戸君は短い年数とはいえ、右京さんとのコンビもしっくりきていたし、私は神戸期好きだったんですよね。
でもやっぱり、初代の亀山君の代わりになる人がいないことは事実。
初めて亀山君に会って、あの時の右京さんの言葉に改めて納得がいったという気持ちなのかな…。
そこに少しの寂しさというか、特命にいた頃の懐かしさというか、そんな郷愁も混ざったような感情のように思いました。
やっぱり特命での日々は神戸君にとって特別であったことは確かだし、その後の彼に相当な影響を与えているのも間違いない。
短いけど濃密な日々を思い出しているような神戸君の表情がよかったですね。


★さてさて…肝心の事件ですが、前編の展開ではどうやら「ながとろ河童塾」の子どもたちが犯行に関わっている、と思わされます。
盗難事件が春・夏・冬という長期休みのある季節に行われていること、郵便物の消印の日付や、関東で神奈川県のみが投函場所から外れていることなどから、子どもたち(うち1名は鉄道マニア)の犯行という形に導かれていきました。
一筆書き経路の説明をする米沢さんがいきいきしすぎ(笑)。
中の人も普通にやってそうだな。


★ただ、犯行の動機は何なのか。
塾の先生(葛葉)も関わっているのか、選ばれた13人にどんな意味があるのか、まだまだわからないことは多い。
これは後編での謎解きに期待ですね。
1番目の盗難事件に意味があるとしたら、「真野正義」に何らかの理由がありそうだけど…。
しかし「正義」=ジャスティスっていう名前、私はもし名づけられたら辛い。


★右京さんの予想通り、遺骨に対して身代金が要求されたわけだけど、それが1万円で、かつ投げ銭での要求。
これも「子どもたちのいたずら」へのミスリードかな?
13人に対して「日本を再生不能にした戦犯」と言っていることも含めて、子どもたちだけでは世代が違いすぎてこの13人のことを把握するのも難しいだろうし…。
本当はもっと何かが隠されていることを期待したい。次回が楽しみ。


★そして…きたーーーー!!
神戸&大河内inお魚バーwithワイン!!(意味不明でごめんなさい 笑)
相変わらずいい雰囲気ですね、お二人。またこのお店が似合うこと。


★と対照的な、亀&美和子in家with缶ビール。
美和子「(神戸尊って)どんな人?」
亀「ルックスでは俺が勝っている」
どんな感想だよ(笑)
しかし…神戸尊に「ルックスで勝っている」と言ってしまえる亀、相当強いな。
もちろん亀=ワイルド系、神戸=スタイリッシュ系、とタイプは全く異なるけど。


★さらに社&神戸もinお魚バー。
この二人、何となく雰囲気が似ている気がする。
確かに社さんの言う通り、神戸君がここまで官房長の遺骨盗難事件に介入するのも不思議ではある。
神戸君…というか後ろにいる甲斐さんの意思もあるのかな?
あるいはそれくらい亀山薫に興味があった、という理由でも私はいいと思っている(笑)。
そしてこの二人もお魚バーがよくお似合いで。


★思えば土曜ワイド劇場のプレシーズンから相棒を見ている私。
そのドラマをこんな長期間楽しむことができるなんて奇跡的だなと思います。
新旧の登場人物の絡みにわくわくできるのも長い歴史を有するからこそ。
とても楽しかったです。後編が待ち遠しいです。


以上で終わります。

▼後編の感想も書きました。

相棒season21-21「13~隠された真実」感想
相棒season21第21話「13~隠された真実」の感想を書きました。
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