きたかみのB寝台を体験してきました
▼こちらの記事で宣言しておりましたが、きたかみのB寝台を初めて利用してきました。
今回はB寝台について詳しくレポートしたいと思います。きたかみ船内の様子は上の記事をご参照ください。
B寝台の居心地は…?
B寝台にも女性専用客室がある
エコノミーシングルやC寝台などと同様に、女性専用の客室があります。女性専用室を指定して予約することができます。女性専用室へはカードキーを使って入室します。
ベッドの数は12台で指定されている
1室ごとに12台のベッド(2段ベッド)が設置されており、自分が使うベッドはあらかじめ決まっています。空いているベッドを好きに使うことはできません。
ベッドはやや小さめ
ベッドの幅は、同じく太平洋フェリーの【いしかり】や【きそ】のS寝台に比べると一回りくらい小さめでした。また、【いしかり】や【きそ】ではロールカーテンの内側からであれば鍵をかけられるのですが、こちらのB寝台ではマグネット式になっているだけなので鍵をかけることができません。
そしてB寝台にはテレビがないことも、【いしかり】【きそ】のS寝台や【きたかみ】のエコノミーシングルとは大きく異なる点です。
なお寝具は薄めの掛け布団1枚なので、寒さに弱い方は対策をしておくことをお勧めします。私は着ていたダウンコートを足元にかけて寝ました。
今回は貸切状態でしたが物音が気になるかも?
今回は平日ど真ん中に乗船したため(しかも冬)、私が利用した女性専用室は貸切状態でした。平日に乗船するとたまーにこういうことがあるのですが、久しぶりでした。
そのため相当静かで快適に過ごすことができましたが、2段ベッドなので上のベッドを使用する人がいる場合はもしかしたら音が気になるかもしれません。
またベッドとベッドの間がかなり狭いので、隣に利用者がいれば出入りの際に音が結構聞こえるのではないかな~と思いました。
とはいえよほどの繁忙期でない限り、12台のベッドがすべて埋まるということはないのではないかと思います。平日であれば真上や真横に人がいない状態になる可能性もあると思います。運が良ければ?貸切状態もあるかも…。
荷物は少なめがお勧め
写真に挙げたように、ベッドはけっこう狭いです。そのため、大きな荷物を持っていると置き場所に困ると思います。【いしかり】【きそ】のS寝台のようにベッドの外に荷物置き場がないので、身軽な旅の時に利用するのがお勧めかなと思います。
フックがいくつかあるので、つるすタイプの収納があると便利です。
▼今回持参した無印のつるして使えるポーチ。船旅にちょうどよくて重宝しています。
S寝台・B寝台・エコノミーシングルを比較してみました
船舶 | 部屋タイプ | 運賃/1名 | 備考 |
---|---|---|---|
いしかり・きそ | S寝台 | 8,200円 | TVあり・1段ベッド・内側から鍵をかけられる |
きたかみ | エコノミーシングル | 8,500円 | TVあり・個室に近い形・内外どちらからも鍵をかけられる |
きたかみ | B寝台 | 7,100円 | TVなし・2段ベッド・鍵をかけられない |
どの部屋タイプも女性専用室があります。またどのベッドを使うか指定をすることはできず、あらかじめ決められています。
運賃はほとんど変わりませんね。個人的な経験としては、快適さや静かさといった点を総合すると【いしかり】【きそ】のS寝台が1番好きかな、と思います。
それぞれに良さがあるので、自分の好みを探るのも楽しいと思います。
まとめ-苫小牧を満喫して帰りました-
毎度おなじみ苫小牧西港に到着したのが11:00。そこから18:00台の飛行機まで今回は苫小牧駅周辺を満喫しました。
フェリーターミナルで30分ほどを過ごし、道南バスにて苫小牧駅へ。
▼駅に隣接しているこちらでお昼を食べました。
フライドチキンがサクサクで美味しかったです!雰囲気もとてもよく再訪したい場所になりました。
その後徒歩20分くらいの「出光カルチャーパーク」へ。こちらの公園内には図書館や博物館などが集まっており、フェリー旅の際の滞在場所として重宝しています。
【苫小牧市美術博物館】
常設展を見学しました(大人1人/300円)。
平日だったのでほぼ貸切状態。苫小牧周辺の歴史やアイヌ文化など展示が充実しておりとても楽しかったです。
【苫小牧市立中央図書館】
何時間でもいられる場所です。ここに来たときは、その日の気分で本を選んで読書タイムを楽しみます。
【苫小牧市サンガーデン】
図書館の隣にある温室です。暖かいので冬にはありがたい場所です。
そうこうしているうちに電車の時間になり、カルチャーパークを後にしました。気候のいい季節であれば公園内を散歩しても楽しいと思います。
フェリーに乗って、到着した場所で何をするでもなく日常を過ごす、という形が好きです。今年のフェリー旅は今回がラストですが、2025年もフェリーに可能な限り乗船して船旅を堪能したいと思っています。
以上で終わります。
▼【いしかり】の客室について書いています。
▼【きそ】の客室について書いています。