第16話・第17話感想
第16話・第17話の一言感想です。
第16話「花は咲く場所を選ばない」
この先どうなるのか、という興味が尽きなかった前回、前々回と比較すると物足りなかった。申し訳ないけどストーリー展開にあまり興味が持てず、赤ちゃんの取り違えや真犯人云々の真相についても特に心に引っかからず…。
興味がひきつけられなかったのは、亀ちゃんがただただ右京さんに付き従っているだけの役割に甘んじてしまっていたからだと思います。亀ちゃんに限らず歴代相棒でも、こういうパターンであまり盛り上がらず終わってしまうことがありました。やはり「相棒」それぞれの活躍が見たい。
ただ、若い二人の才能が守られそうなことはよかったです。そしてラストこてまりさんの「半分正解」に対するもう半分の答えを、亀ちゃんはちゃんと感づいているというところもよかった。右京さんにはわからず亀ちゃんにはわかる、という二人の差別化がうまく作用していました。こういう対比を物語全体で見たいですね。
第17話「盗まれた死体」
現実世界でも大問題になっている闇バイトがらみの事件でした。グループを裏切り粛清された?と思われた人物が実は生きていて、かつての恋人を闇バイトから救い出そうと行動していたという展開は面白かったです。
そして現実にはハードルが高い、「末端」ではなく「トップ」を捕らえることができたこともよかったんだけど…どうもその「トップ」=茂手木の小物感や詰めの甘さが気になってしまったことが残念でした。あれだけ色々な犯罪を末端にやらせておきながら警察の追及をかわし続け、正体も突き止められず捕まりもしないという「スカル」のトップが、あんな目立つアクセサリーを映像に残してしまうことが腑に落ちなくて…。それからスーツケース(の中の死体)を運ばせる見張り役としてトップの茂手木が出向いているのも違和感があるし、相当な重傷を負っている住田から衣服を奪われてしまうのも茂手木弱すぎないか?と思ってしまいました。
ただ、全体としてはどうなっていくのか?というわくわく感はありました。亀ちゃんがもっと別行動だったらより一層面白い展開になっていたかもしれないと思います。
以上で終わります。