ウォンバットと触れ合いたい!Featherdale Sydney Wildlife Park【ウォンバットエンカウンター体験記】

Featherdale Wildlife Park のウォンバット 海外旅行
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*2023年5月及び2024年2月に体験した、Featherdale Sydney Wildlife Park の Wombat Encounter に関する一連の記事を一つにまとめ、加筆修正しました。

シドニーエリアでウォンバットと触れ合うには?

その答えは、Featherdale Sydney Wildlife ParkWombat Encounter です。

2023年5月にオーストラリアのシドニーエリアへ行くことになり色々調べた結果、ここフェザーデールでウォンバットエンカウンターを実施しているという情報を得たのでした。

ウォンバットエンカウンターの概要

フェザーデールのページにも書いてありますが、概要をまとめると以下のようになります(2024年7月現在)。

ウォンバットエンカウンター概要
  • 参加可能年齢は10歳以上
  • 開始時刻は10:15。約20分間。開始30分前までにはフェザーデールに入園しておく必要あり
  • 1回につき2名まで
  • 料金は1人目AUD150・2人目AUD100(入園料とは別)
  • 10~15歳は大人(18歳以上)が同伴しなければならない(一緒に参加する必要あり)
  • 予約日7日前まではキャンセルしても全額返金される
  • 動物の福祉や天候などにより、飼育員の判断で中止もありえる。その場合日にち変更や別のエンカウンターへの変更をしてくれる
  • ウォンバットとの記念撮影付

※実際の予約時には公式の情報をご確認ください。

補足すると、参加人数が1日2名までなので、たとえば4人家族などで全員が参加するためには日を分けなければいけません。

また、子どもが15歳以下の場合は大人が同伴しなければならないので、子どもたちだけで体験させるということも不可能です。


そして何より動物の福祉が最優先というところが大事です。
ウォンバットの状態によってはいつでも中止になるということです。

私は2度目の訪問の際に中止になりました。

▼中止の際に振り替えとなったペンギンエンカウンターについての記事

2023年5月のウォンバットエンカウンター

嬉々として予約を入れ、フェザーデールに向かった私を待っていたのは、世にも可愛すぎるウォンバット様でした。

その名は Olive(オリーブ)、この時点で生後18か月のメスのウォンバットでした。

エンカウンターは特別な場所で行うのではなく、オリーブのいるエリアに入って行います。

エンカウンターではこの写真に写っている「スイートポテト」をオリーブにあげることができます。
ニンジンみたいですがスイートポテト。オリーブの大好物だそうです。

可愛いウォンバットですが噛むこともあるようで、手から直接餌をあげることはできません。
こちらのお皿を持ってオリーブにあげることになります。

そしてもちろん、触れ合うこともできます!!
どうですかこの光景?今見ても夢だったんじゃないかと思うレベルです。

必死で咀嚼するオリーブさん(笑)。
スイートポテトはかなり硬いみたいで、ボリボリと大きな音をたてて食べていました。
相当好きなのか、夢中で食べ続けていました。

オリーブの爪。土を掘るためかなり頑丈な爪です。
先端が丸くなっているのであたっても痛くはありませんでした。

オリーブの身体はかなりみっちりしていて、中身が詰まっている感じ。
触ってみるとそれがよくわかりました。
生後18か月でも抱っこするのはかなり重そうです。
※エンカウンターでは抱き上げることはできません。

オリーブを愛でている20分の間、飼育員さんがオリーブについて説明をしてくれました。

オリーブは赤ちゃんの頃、母親とともに保護されたそうです。
母親もオリーブも重篤な皮膚病(おそらく疥癬ていて、残念ながら母親の方は亡くなってしまったということでした。

疥癬はウォンバットが非常にかかりやすい皮膚炎。
話を聞くだけでも辛いものがあります。

オリーブは幸い病気を克服して、見ての通り元気になりました。
皮膚病だったことがわからないくらいの綺麗な毛並みで、近づいてみるとお日様のにおいがしました。

人間に保護されて育てられたからか、人が大好きなオリーブ。
エンカウンター後に会いに行っても、柵ギリギリまで近寄ってきてくれました。

スイートポテトはエンカウンターがある時の特別なおやつ。
そのためオリーブはエンカウンターがあると嬉しいんだそうです。可愛い!

2024年2月のウォンバットエンカウンター:中止

あまりにも可愛すぎて打ちのめされた私は、9か月後の2024年2月にもオリーブに会いに行きました。

しかしそこで直面した事態は……エンカウンターの中止でした。
再会を疑わずシドニーに降り立った私にフェザーデールからメールで連絡がきました。
エンカウンター5日前のことでした。

kimukayo
kimukayo

もうショックなんてものではありませんでした……

2月はオーストラリアではです。
やはり動物にとっては苦手な季節なのでしょう。
特に夜行性であるウォンバットにとっては日中の暑さはより堪えると思います。


メールによると、オリーブは「a little unwell」の状態だということでした。
病気になったとかそういうことではないのですが、やはり暑さのせいで前回のようなエンカウンターはできないと判断したのでしょう。


メールを受け取った当初こそショックでしたが、エンカウンターの概要にもあるように、動物の福祉最優先なんだな~ととても納得しました。

中止になったエンカウンターは、空いていれば他のエンカウンターに切り替えてもらえます。もちろんキャンセルも可能、返金してくれます。送られてきたメールに手続きの方法が書かれていました。フェザーデールの対応はとても親切です。

エンカウンターは中止となったものの、オリーブの姿だけは見たいと思いフェザーデールへ。

去年より一回りくらい大きくなったオリーブさん。
相変わらずの可愛さにさらにノックアウトでした。

でもやっぱり相当暑いみたいで……へそ天で爆睡中のオリーブさん。

さらには砂をかけて暑さをしのぐオリーブさん。
去年の涼しい時期にはこういう姿は見られなかったので、夏ならではの行動なのでしょう。
「a little unwell」なのも納得です。

人がいるとこうして柵に寄っていく姿はそのまま…。
人間のことが好きという気持ちは変わらないようです。
しかしオリーブ、ずいぶん大きくなったね(笑)。

ウォンバットエンカウンター予約方法

2024年7月現在の予約方法を以下にまとめます。
▼以下のスクリーンショットは Featherdale Sydney Wildlife Park Website のものです。わかりやすいように適宜該当箇所を赤枠で囲んでいます。

https://www.featherdale.com.au/

フェザーデールのトップページで、Animal Encounter ➡ Close-up Encounters をクリック。

https://www.featherdale.com.au/

Wombat Encounter をクリックします。

https://www.featherdale.com.au/

続いて Book Encounter をクリック。

https://www.featherdale.com.au/

そうすると画面右に日付が出てくるので、適当な日付をクリックします。
現在ウォンバットエンカウンターは 火・木・土・日 に開催されているので、ここでは開催曜日の日付を適当にクリックします。
※毎日開催に変更されたようです(2024.9現在)。

https://www.featherdale.com.au/

直近の予約は Sold Out になっていますが、Wombat Encounter をクリックします。

https://www.featherdale.com.au/

そうするとカレンダーが出てくるので、ここから予約したい日付を選びます。
これは7月のページですが、ほとんど埋まっていますね。

現時点で予約は、2026年5月までは入れられる状態になっていました。

日付を選んだあとは、名前や生年月日の入力を順番に行います。
無事に完了すると、入力したメールアドレス宛に二次元バーコードが送られてくるので、そちらを当日受付で見せれば大丈夫です。

Waiver:免責事項への署名

https://www.featherdale.com.au/

予約が完了すると、免責事項への署名を求められます。
予約後の画面で行ってもよいですし、

免責事項への署名画面

予約完了を通知するメールから行ってもOKです。
これはメール画面ですが、Sign a waiver をクリックします。

免責事項への署名画面

そうするとメールアドレスの入力が求められるので、入力して Continue をクリック。
以降の画面で署名を求められるので、マウスを使って署名を行います。
全ての入力を完了させると、

免責事項の署名完了メール

無事に署名が完了したというメールが届きます。
後は Print waiver をクリックして印刷し、当日持参すればOKです。

フェザーデールまでの行き方

フェザーデールはシドニー国際空港からは車を使って約40分の場所にあります。
私はレンタカーを使いましたが、公共交通機関(シドニートレイン&バス)を利用しても行くことができます。


慣れない海外で公共交通機関を使うことは難しそうに思えますが、シドニーエリアの公共交通機関の利用方法はびっくりするくらい簡単でした。
私も行く前は緊張していましたが、今まで行った海外旅行の中でもダントツで簡単でした。


電車&バス(歩くのが苦でなければ最寄駅から歩くことも可能)で行くことができる場所、ということで、フェザーデール訪問のハードルは一気に下がると思います。

電車(シドニートレイン)

フェザーデールのHPには、公共交通機関を使っての行き方が書いてあります。

このページの PUBRIC TRANSPORT を見ると、最寄り駅は Blacktown Station であることがわかります。

https://airportlink.com.au/maps/network-map/

これはシドニートレインの路線図の一部ですが、Blacktown はT1(オレンジ色の路線)かT5(濃いピンクの路線)の駅ということがわかります。


シドニートレインの路線図については色々なガイドブックも載っていますが、こちらの AirportLink のページからダウンロードすることができます。

シドニートレインは頻繁に利用すると思うので、この路線図をダウンロードしておくと便利です。
またこのページでは時刻や料金も検索することができるので私は旅行中大いに活用しました。


さて、空港やシドニーの中心地から来る場合は、T1を利用することになると思います。
空港からであればT8→T1へ乗り換える、シドニーの中心的な駅である Central からであればT1が走っているので乗り換えなしで行くことができます。

乗り換えもとても簡単なので、どの駅からでも問題なくたどり着けると思います。

バス

フェザーデールの案内では、

Blacktown Station バス乗り場の Bus Stand E から729番のバスに乗る

とあり、約10分でフェザーデールの目の前に到着するようです。

フェザーデール前のバス停です。
バスの番号「729」と行先の「Blacktown」の表示があります。
駅前から乗る場合は、「Stand E」と書かれたバス停を探して乗ることになります。


Blacktown には実際に行っていないので写真がないのですが、駅前にはどこにどのバス停があるか案内図があるはずなので、迷わずにたどり着けると思います。

徒歩

電車やバスはちょっと…という方や、歩くの大好き!という方は、Blacktown から歩くことも(一応)可能です。

google map などで調べてもらえればわかりますが、距離は2kmくらいで約30分の道のりです。
ちなみに Blacktown の一つ先の駅、Doonside のほうが距離は少しだけ近いです。
ですが大して変わらないので、電車の接続にも便利な Blacktown を利用することをお勧めします。

まとめ

フェザーデールワイルドライフパークのウォンバットエンカウンターについてまとめました。

  • 現時点で2026年5月までは予約が可能
  • 夏の時期に行くとキャンセルになる可能性がある(他の時期でもありえる)
  • 車がなくても行くことが可能

となります。


なお、ウォンバットエンカウンターをやらなくても、ウォンバットを間近で見ることは可能です。

上に書いたオリーブ以外にも、もう1頭ウォンバットがいます。

こうしたヒメウォンバットと呼ばれる一般的なウォンバットの他に、
Southern Hairy-nosed Wombat (ミナミケバナウォンバット)と呼ばれるウォンバットもいます。

エンカウンターがなくても、ウォンバットを見に行きたい!という願望を十分に叶えてくれる園だと思います。
どのウォンバットもかなり至近距離で愛でることができます。


今回はウォンバットのことだけを書きましたが、コアラをはじめとするオーストラリアならではの動物をかなり間近に見ることができ、かつさほど広くないのでじっくりと園を楽しむこともできます。

個人的にかなりお勧めの園です。
私もまた行くつもりです。


以上で終わります。

▼触れ合いはできませんが、可愛いウォンバットに会える Symbio Wildlife Park の記事はこちらから

追記(2024年11月)

エンカウンターで貴重な体験をさせてくれたウォンバットのオリーブですが、現在は園にいないことがわかりました。

フェザーデールに問い合わせたところ、彼女は野生に帰すためのプログラムに参加しているそうで、それがオリーブの幸せのためには最善だと判断されたとのことでした。

今後のエンカウンターは新しくやってきたウォンバット、Winnie と行う予定だそうです。
Winnie がどういう経緯で園にやってきたのかは、来年エンカウンターの予定があるのでその時に聞いてみようと思います。

オリーブの新天地での幸せを願っています。

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