20年ぶりくらいのコンクール
吹奏楽コンクール関西大会が終了しましたね。
予定が空いていたので約20年ぶりに高校生の演奏を聴きに行ってきました。
会場は【フェニーチェ堺】でした。


演奏は四部制
私は高校のA部門のうち第二部を聴きに行きました。
全部で四部制で、一部終了ごとに会場入れ替えをするので
すべての部のチケットを持っていても一度会場を出なければなりません。

会場から出てくる人数も、入場を待つ人数もすごかったです
関西大会ともなるとほぼ満席状態。
行こうと決めたのはほんの2日前くらいでしたが、運よくチケットをゲットすることができてよかったです。
印象に残った演奏
第二部合計7校の演奏を聴きました。
そのうち特に印象に残ったのは…
- 滝川第二高等学校
- 洛南高等学校
でした。
滝川第二高等学校
滝川第二は自由曲の『エルサレム讃歌』が圧巻でしたね~。
もともと好きな曲で、かつ自分でも演奏したことがあるから余計にわくわくしました。
ソリストも上手だし、ラストの金管隊の迫力も鳥肌でしたね。
課題曲含め全体を通して起立や移動までビシッとそろった行動をしていたのも印象的でした。
洛南高等学校
洛南高校はとある理由から男子校時代、吹奏楽コンクール全国大会常連時代の演奏をよく知っています。
これぞ洛南サウンドというべき、聴き手が勢いに飲まれてしまうような演奏が印象的でした。
共学になり指揮者の先生も変わり、あの頃とはまた違ったサウンドになっているんだろうな、と思いきや…
洛南イズム健在!というような演奏を見せつけられていい意味で裏切られました。
しかも明らかに他校より人数が少ないのにサウンドの迫力は全く負けていない。むしろ勝っているくらい?



コーラスが入っていたのも印象的
結果的に滝川第二は金、洛南は銀賞でした。
私は洛南も金行くかな~と思ったのですが…。
他にも第二部には同級生が何人も進学した和歌山の向陽高校や星林高校も含まれており、
とても懐かしい気持ちになりました。
コンクールの思い出
かつて吹奏楽をやっていた私ですが、コンクールという存在が非常に苦手でした。
私の吹奏楽歴(クラリネット)は
- 中学3年間
- 大学3年間(3年生で引退するため)
- 社会人で2つの楽団に所属(トータル5年くらい)
という感じで、このうちコンクールに出場したのは中学生と大学生の計6回でした。
特に全国大会を目指すような学校ではなかったものの、コンクール特有のひりひりした緊張感や圧力は常に感じていました。



今から思うとあまり楽しめていなかったな…
今回客席で見ていて、演奏者側だった時の感情や感覚がありありと蘇りました。
前の団体が演奏している中、袖で待っているあの何とも言えない緊張感や、
わずかな時間で楽器全部を入れ替えなければならない慌ただしい準備時間や、
演奏が始まる直前の静けさや…
すっかり中年になったというのに、その感覚が襲い掛かってきてちょっと息苦しくなったほどです。
私自身はコンクールにもう一度参加したいとは全く思いません。
演奏者側ではなく観客側として演奏者たちの熱を感じる今がとても心地よいのです。
それにしても関西大会に出てくる学校は基本的に人数が多いですね。
私が中3の時の編成は小編成ということもありますが、
私=1st・Es.Cl.掛け持ち 親友=2nd(部分的に1st) 2年生2人=3rd 1年生=Bs.Cl.
というクラリネット隊でした。少なすぎる(笑)。
クラリネットひとパートに3~4名がいる状態は大学生以降に初めて経験しました。
それはそれで音程を合わせるのが大変ではありますけどね。
まとめ
今回は本当に行ってよかったと思いました。
実は私は今年、長年所有していた楽器を手放しました。
色々理由はあるのですが、一聴衆として参加できたことは私にとってかなり大きなことでした。
クラリネットを手放した経緯についてまとめました。


演奏者から観客へ立場を移して、今後も音楽を楽しみたいと思います。
以上で終わります。
記録。堺東駅からフェニーチェ堺への道中にあるタイ料理屋さん。また必ず行きます。

