*2023年5月及び2024年2月にシドニーエリアを旅行した際の、交通機関利用についてまとめた記事です。
タッチ決済式のクレジットカードが便利
シドニーエリアの交通機関利用は、以前は Opal card という日本で言えば Suica のようなカードを使うことがお勧めされていました。
しかし現在ではタッチ決済可能なクレジットカードの利用がお勧めです。
従来の Opal card でももちろんいいのですが、Opal card 利用の場合はカードの購入、チャージ、あるいはクレジットカードとの連結など事前の準備が必要となります。
一方クレジットカードであれば事前準備は何も必要なく、ただカードを持っていけばいいだけです。
本当に便利なので、今後こうした形で利用できる交通機関が増えることを見越して1枚作ってもいいかもしれません。
Opal card に適用される料金体系(割引など)も、クレジットカード利用でも適用されるので、その点も便利で嬉しいところです。
私はシドニー滞在中、すべてこのタッチ決済可のクレジットカードで交通機関(電車・バス・船)を利用しました。
後日請求された金額も問題ありませんでした。
どのように使うか:本当にタッチするだけ
クレジットカードを使った乗車方法なのですが、タッチするだけで説明は終わります。
シドニートレインもライトレール(路面電車)も、バスも船も、写真の機械にカードを
乗る時と降りる時の2回タッチするだけでOKです。
これはシドニートレインT4の Sutherland 駅ですが、このような形で駅入り口にタッチする場所があります。
こちらはライトレールの Circular Quay 駅。
クレジットカードも Opal card も、ここへタッチすればいいだけです。
これ以上書くことがないですね(笑)。
さて、大きな駅であれば日本と同様改札機を通って駅ホームへ行きますが、上に載せたように改札機の形になっていない駅もたくさんあります。
上にあげた Sutherland であれば、棒のような状態の機械が並んでいるだけなので、タッチせずともホームへ行く(電車に乗る)ことができてしまうわけです。
この点、後で事情を説明するのも大変ですから、「タッチしてから入場(乗車)する」ことを忘れないように気をつけてください。
カードをタッチすると「success」だったかな?
きちんと読み込んだという表示が出てくるので、そこをチェックして入場します。
総じて何一つ難しくないので安心です。
これは船乗り場入口です。
ちょっと遠いですが、ここでは改札機の形になっているのがわかります。
これはカードをかざさないと中に入れない(改札が開かない)形です。
駅構内の案内もわかりやすい
これらはシドニートレインの駅構内ですが、行先や路線の案内がとてもわかりやすかったです。
各交通機関同士の乗り換えも、案内がしっかりとしているので全く迷いませんでした。
バスの乗り方:意思表示が必要
乗る時
駅前であれば確実にバスは停車しますが、基本的にただ立っているだけではバスは通り過ぎてしまいます。
この点は日本とは異なるので注意が必要です。
バスの正面には路線番号がわかりやすく表示されているので、目当てのバスが来たら手をあげるなどして乗る意思表示をする必要があります。
後は上に書いた通り、カードをタッチして乗り込みます。
降りる時
降りる時は日本と同様、車内のボタンを押して知らせます。
ただ日本のように「次は○○~」なんていう親切なアナウンスはなく、バス車内に表示されることもありません。
自分で降りたいバス停をしっかりと確認する必要があります。
何も意思表示しないと、当然ながらバスは通過していきます。
実際のバス停あれこれ
駅前や動物園前などのバス停は、行先や時刻、路線番号などが詳しく案内されています。
しかし郊外では、こうした待つためのベンチや屋根があってもバス停であるという表示がなかったり、
もはやただの道にしか見えないバス停だったりします。
自分が今どこを走っているのかを地図アプリなどを使って把握して、降りるバス停を逃さないようにすると安心です。
あるいは運転手さんに降りたいバス停が来たら教えてもらうようにお願いしておく、というのも一つです。基本的に優しい人が多いので、対応してくれると思います。
バス停の名前さえわかれば、transportnsw.info で路線番号や時刻を調べることができます。
※google map でも検索可能です。
※この記事の「Trip Planner を使ってルートを検索する」に、検索の仕方をまとめています。
Trackwork に注意する
以上のようにとてもとても簡単に利用できるシドニーエリアの交通機関ですが、一つ注意点があります。
それは Trackwork というものです。
これはつまり「線路の整備作業」のことです。
この作業を、シドニーでは日中行うことがあるのです。
日本であれば電車の動いていない深夜に作業することが多いかと思いますが、シドニーの場合は仕事が休みとなる土日に行うことも多いようです。
自分が利用する路線で Trackwork があるかどうかについては、先にもあげた transportnzw.info でも確認できます。
トップページ上部の Plan → Alert and trackwork をクリックすると予定が表示されます。
こちらで事前に自分の利用する路線をチェックしておくと安心です。
Trackwork の場合は代行バスが走る
Trackwork を実施している駅には、目立つ形で代行バス乗り場までの案内が設置されていました。
駅構内だけではなく道路上にも案内があり、
迷うことなく代行バス乗り場に到着することができます。
ただ、運転手が不足しているとのことで、バスが来る間隔は少し開くかもしれません。
電車の時間とも異なるので、時間には余裕をもって利用してください。
私は2回シドニーへ行き、2回とも trackwork にぶつかりました。
結構な頻度で工事を実施しているようです。
まとめ
シドニーエリアの交通機関利用について書きました。
基本的にとても簡単でしたが、バスの乗り降りや Trackwork には少しだけ注意が必要かもしれません。
何よりもタッチ決済式のクレジットカードを持っていくことをお勧めします。
これさえあれば、シドニーエリアの交通機関利用で困ることはほとんどないと思います。
以上で終わります。