ご当地焼酎「天のひぼこ」
今年のシルバーウイークは兵庫県の道の駅巡りをしました。
宿泊したのはこちら

こちらのフェアフィールドに隣接する道の駅「ようか但馬蔵」で但馬のご当地焼酎を買いました。



原材料:米・清酒粕・米こうじ・大麦・そば・あわ・きび
なおこちらは720mlですが、フェアフィールドのマーケットプレイスでは小さいサイズが売っていました。ちょっと試しに飲んでみたい人にはそちらがお勧めです。
「天日槍」伝説
「天のひぼこ」=「天日槍」は人名です。焼酎の箱に以下のような説明がありました。

要約すると、
新羅の王子である「天日槍(あめのひぼこ)」は日本に渡り但馬の国出石で暮らしていた。天日槍は製鉄の技術を伝え、大水の被害を受けていた但馬の土地を実り豊かな大地に生まれ変わらせた。
ということです。
豊かな国を造った人物として、天日槍は出石神社に祀られています。


神社の御由緒にも但馬の国を水害から救ったことが記されていました。
『日本書紀』における記述
天日槍という人物を全く知らなかったので、興味を持ち『日本書紀』を調べてみました。
天日槍が登場するのは「垂仁天皇紀」です。
- 3年3月条:天日槍が七種の神宝(一説には八種)を携えて新羅から日本へ来たとする記事
- 88年7月条:天日槍の曽孫「清彦」に神宝を献上させる記事
『日本書紀』では天日槍が新羅の王子であることや但馬に住んだことは記されていますが、出石神社の由緒や焼酎の箱に記されている「水害から但馬を救った」という内容は記されていません。それは『古事記』も同様です。
天日槍が直接携わったという点は後世の伝承ではありますが、大陸から製鉄技術が伝えられ、何らかの形で水を外へ出し、作物が育つ土地に整備されたという出来事はあったのでしょう。
また垂仁天皇から三代後に仲哀天皇が即位しますが、その妃「神功皇后」が天日槍の子孫とされています。この系譜は『古事記』により詳しく記載されていました。皇后の母方が天日槍に繋がるとされています。
まとめ:穀物の香りに包まれるお酒

初見ではそばやあわ・きびが使われている焼酎ということで購入しました。穀物たっぷりで美味しそうと思ったからです。
実際に飲んでみると、ほっとするような穀物の甘い香りと香ばしさを感じられるとても美味しいお酒でした。お湯割りで香りを楽しむのもいいですが、原液そのままで穀物を存分に味わうのもよかったです。
アレルギーなどがない方にはとてもお勧めです。焼酎は酔うのも早いですが醒めるのも早く、翌日に残らないのがいいところ。また醸造酒に比べてコスパがよいのもいいですね。まだたっぷりあるのでしばらく楽しめそうです。
期せずして「天日槍」の伝承を知ることができました。古代の人々の努力が積み重なって今があることをしみじみと感じられるとても素敵なお酒です。よい買い物をしました。
以上で終わります。
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