津軽海峡フェリー ブルーマーメイド【青森→室蘭】ビューシート利用の船旅をレポートします

フェリー旅
記事内に広告が含まれている場合があります。

*本記事は、2023年11月に津軽海峡フェリー【室蘭‐青森】間に乗船した際の記録を加筆修正したものです。

2023年10月【室蘭‐青森】航路開設

【函館‐青森】【函館‐大間】航路に加えて【室蘭‐青森】航路が2023年10月に追加されました。
今回乗船した【室蘭‐青森】航路は、室蘭発/青森発がそれぞれ1日に1便のみです。

室蘭‐青森航路
  • 室蘭発20:00 → 青森着翌3:00(日曜日は運休)
  • 青森発9:00 → 室蘭着15:45(月曜日は運休)
  • 船は「ブルーマーメイド」
  • 所要時間:7時間

室蘭発か青森発か、どちらの便に乗るか迷いました。
結果、乗船日が11月だったので今回は青森発を選びました。

青森港に朝3:00到着の便は、日の出が早い時期がお勧めです。
私のように徒歩乗船の場合は到着が早朝でまだ暗いと少し大変かもしれません。

青森フェリーターミナル

ターミナルまではバスが利用できる

起点となるのは青森駅です。

フェリーターミナルの前まで行くことができるのは「ねぶたん号」と呼ばれるバスですが、このバスはどんなに早くてもターミナル到着が9:00を過ぎてしまいます。
【室蘭‐青森】航路利用の際には使うことができません。


利用可能なのは「青森市営バス」です。こちらも青森駅から乗ることができます。

路線図の左上、赤で囲んだ「沖舘・新田線」の「新田停留所」で下車します。

このバス停から徒歩10分くらいでフェリーターミナルへ行くことができます。

なお、徒歩の場合は青森駅から40分ほどです。
歩けない距離ではないですが少し遠いので、荷物の量などによって手段を検討して下さい。

フェリーターミナルから乗船口まで

1番のりばから4番のりばまであります。
ブルーマーメイドは4番のりばからの出航だったので、ターミナル内で手続き後、4番のりばまで移動することが必要です。
MAPにあるようにターミナルは1番のりばの近くなので、端から端への移動となります。

歩いても大した距離ではありませんが、無料送迎バスもありました。
荷物が多い人や歩くのが辛い人はこちらを利用することもできます。

青森ターミナルの施設

乗船手続きに便利なスマートチェックインがあります。

▼スマートチェックインを使った乗船手続きについて書いています。

売店は8:30~17:00の営業です。朝早かったので閉まっていました。

2階の待合室。画面手前、以前はレストランが営業していたそうですが、現在は閉店しています。

いよいよ乗船開始

送迎バスを待たずに歩いていくことにしました。

少し早く着きすぎたかな…と思っていたら、スタッフの方が声をかけてくれました。
乗船手続きが完了していることを確認したうえで、船内まで案内してくれました。

kimukayo
kimukayo

【室蘭‐青森】航路は往復ともにボーディングブリッジがない便です。
このような形で直接乗り込みます。

ブルーマーメイド船内

今回はビューシート利用:席はあらかじめ指定されている

ブルーマーメイドの客室は大きく分けて、

  • スイート(個室)
  • コンフォートシングル(個室)
  • ビューシート
  • スタンダード

があります。

料金は スイート>コンフォートシングル>ビューシート>スタンダード の順です。
今回は日中便だったので個室じゃなくていいかな…と思い、ビューシートを選びました。

スタンダードには「レディースルーム」「ファミリールーム」もあります。
各部屋を指定して予約することはできず、スタンダードを予約したうえで乗船後に場所を確保する形になります。

さてビューシートですが、

  • リクライニングもあるので身体を伸ばして寝ることができる
  • 利用する座席は決まっている。予約時に座席指定はできない。

となっています。

私が乗船した日は平日ど真ん中だったため、ビューシート利用者は私ともう一組のみでした。
座席は端と端になっており、空いていればなるべく離して席を確保してくれるのかなと思いました。


繁忙期はもしかしたら隣にも人が来るかもしれません。
隣同士だと椅子が結構近い位置なので、少し気を遣うかもしれません。
でも繁忙期の場合は仕方ないですね。
繁忙期以外の時期であれば、すぐ隣に人が座ることは少ないのではないかと思います。

船内の設備

やはり大函丸よりも大きな船なので、設備もより充実していました。

レストランなどはありませんが、レンジ利用のお惣菜やカップラーメンもあり、また食べるスペースも多いので食事はしやすいのではないでしょうか。

ビューシートは扉が閉まる「大きな個室」状態になるので、においの強いものの飲食は控えた方がよさそうです。外のテーブルと椅子の利用がお勧めです。

揺れ方の変化をレポート

私は船旅大好き!な人間ですが、船酔いをしやすい人間でもあります。


津軽海峡という結構な難所を渡り、しかも太平洋フェリーなどに比べて小さなフェリーである津軽海峡フェリーですから、ある程度の船酔いは覚悟していました。


以下、時間の経過とともに揺れ具合(酔い具合)を書いてみたいと思います。

  1. 出航後(9:00~):揺れも小さく問題なし
  2. 10:30頃:揺れが強くなる → 11:30頃までに最大の揺れ、身体を起こせない
  3. 12:00頃:揺れ少し収まるも、まだ身体は起こせず
  4. 13:00頃:揺れ・酔いともに問題なし(~入港まで)

ざっくりとこんな感じでした。
おそらく、

  • 湾内なので穏やか
  • 津軽海峡から大間に至るあたり
  • 大間から函館あたり
  • 恵山岬に差し掛かるあたり

だと思います(多少のずれはすみません)。

やっぱり津軽海峡に差し掛かったあたりがピークでしたね。
もう身体をビューシートに横たえ続けるしかありませんでした。
ただ、横になっていれば大丈夫でした。


様々な揺れを感じながらただ時間を過ごすのも贅沢なものです。
横になりながら本を読んだり、音楽を聴いたりしていました。

kimukayo
kimukayo

津軽海峡を渡るたびに縄文時代の丸木舟でよくここを渡ったよなあ…と感心します。

外の様子~下船

揺れが収まっている時には、外にも出ました。

刻一刻と移り変わる景色を、船酔いしていない間に何度も見に行きました。

気が付けばもう白鳥大橋が目の前に。

到着!室蘭まで本当にあっという間でした。

余談ですが、室蘭フェリーターミナルから室蘭駅までの道中には、かつて利用していた灯台が電話ボックスとして再利用されています。

現在は電話ボックスとしても使われていませんが、今もオブジェとして設置されています。
ぜひ立ち寄って灯台の姿を見て行ってください。下船後も船旅気分が継続してお勧めです。

まとめ

津軽海峡フェリー【青森→室蘭】の旅を書きました。
まとめると、

  • ビューシートは快適でお勧め(特に日中便・繁忙期以外)
  • 津軽海峡を渡る時に大きく揺れるので、身体を横たえられる場所を確保する
  • 船内で食事も可能
  • 最後にかつての灯台を見て旅を締めくくる

となります。
7時間もあっという間の楽しい旅をぜひ体験してみてください。

以上で終わります。

タイトルとURLをコピーしました