第5話「幽霊ホテル」感想
★正直前半は人魂の正体は蝶だろうとすぐにわかったし、特にひねりのないエピソードかな~…という感じでしたが…。後半から一気に面白くなった!これ岩下さんの脚本なのか~。納得。
★虫博士亀山薫の本領発揮な回であるところも楽しかった。亀ちゃんの得意分野が絡むと、右京さんとの対比が明確になって面白さが増すように思います。
子ども(雫)が関わることでさらに亀ちゃんの強みがクローズアップされたこともよかった。子どもに気を遣っているように見えつつもどんどん畳みかけてしまう右京さんをやんわり止めるあたりが亀ちゃんらしい。
★宮原の出自が雫へ蝶をプレゼントする動機になったこともうまく関連付けられていました。ただ研究室の管理がずさんすぎる気もするけど…。宮原の優しさが自らの殺人事件に結びついてしまったことは気の毒としかいいようがないです。
★肝心の犯人は、最初の方でちらっと出てきた人物だったので少し物足りない気もしましたが、カメラの違和感を見逃さない右京さんはさすがでした。
★真犯人が誰か、というところよりも、雫が治ることを拒否していることにつながる伏線の回収が面白かった。宮原と支配人織田とのやり取り、宮原のポケットが探られていたこと、そして茶色い粉が出てきたこと…。
雫が「病気のままでいれば家族一緒にいられる」と思ってしまったことに対して両親がどういう風に向き合っていくのか、ラストシーンではもう大丈夫なのかなと思えました。織田さんが悩んでいたのはこのことだったんだ、とラストでクリアになることもよかった。最後の最後まで織田さん怪しい…と思わせられたミスリードもうまい。
★そして何と言っても最後の最後が個人的に楽しかった。織田さんが悩んでいることや、宮原さんのことを教えてくれた青年…彼こそが幽霊だったのか!とわくわくする?ラストでした。いや、こういう展開は好みが分かれそうではありますが、私は大好きです。そしていつも通り幽霊に会えているのに認識できない右京さんというパターン。右京さんの幽霊への片思い?は一体何年続くのか…(笑)。
ところで織田さんは幽霊の存在に気付いているように見えましたね。その曖昧な感じで終わるラストもいい。「いい幽霊」という噂も回収できていて、細かいところがうまく積み重なっているな~と思いました。
以上で終わります。