相棒season23第7話「復讐者は笑わない」感想

相棒
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第7話「復讐者は笑わない」感想

三浦さん回!謎が謎を呼ぶ展開で面白かったです。今のところ今シーズンNO.1かな。

★八王子の公園で押見という男が殺害される。押見は29年前に元恋人を殺害した犯人で、その後逃亡し続けていた人物だった。

★29年前の事件の際、被害者遺族の対応をしていたのが三浦さん。殺害されたりほ(漢字がわからないのでひらがなです)の父や婚約者の憤りを間近に見ていた三浦。特に婚約者だった恒川とのやり取りから、彼が押見を殺害したのではないかと気にしていた。

★こてまりに降臨した三浦さんと、復帰後初めて再会した亀ちゃんとの絵だけでオールドファンは嬉しいです。三浦さんが捜査一課時代には色々ぶつかっていたけど、時代を経ていい感じに年を重ねた2人の雰囲気がよかったな~。そして三浦さんの久々「警部殿」呼びもいいなあ~。

★殺害現場である八王子に10年前に引っ越していた恒川を訪ねる特命&三浦。三人での捜査なんてレアすぎる。season5-4「せんみつ」も三浦さん回で特命&三浦のやり取りが多かったけど、外での捜査シーンは見たことがないかもしれない。話は逸れますが「せんみつ」もすごくよかった(せんみつこと平田満さんの演技が秀逸だった)ので未見の方はぜひ。

★恒川が引っ越しを考えていることを、インテリアカタログのカーテンのサイズから見抜く右京さん。右京レーダーから誰一人逃れることはできない(笑)。そして恒川は10年前から押見のことは探してなかったことが判明する。恒川が犯人ではなさそうなことがわかってほっとする三浦さん。でも恒川にはあからさまに何かあるよな…。

★とそこへ現捜一トリオ登場。伊丹&三浦のあっさり具合がなんかいい。出雲さんは初対面なんだね。

★恒川の勤めるスーパーへの聞き込みから、押見が殺害当日にこのスーパーに来ていたことがわかる。しかも店員の友繁という女性に因縁をつけていたという。友繁さんはDVで離婚し夫から逃げている女性だったが、夫にこの場所を見つけられてしまっていた。何やら訳ありな様子の友繁さん。

★伊丹の言葉を素敵に解釈した芹沢により、押見が事件後海外に逃亡していた情報が特命にもたらされる。つまり、時効は成立していなかった。さらに押見は10年前に夜逃げしたとの情報も。このあたりから右京さんの頭の中でパズルのピースが次々とはまっていく様子がわかってわくわくしてきた。

★そんな矢先、りほの父が押見殺害を企てていたことが判明する。結果的に殺害はできなかったが、押見の居場所を伝えたのは押見の妹だった。

★押見が投げ捨てたライターの出所はスナックで、妹が経営している店だった。そこで押見はスーパーの弁当を検索し誰かを探し当てたことがわかる。ここで「やっと店が分かった」「あいつのせいで」という押見のセリフから、あれ?もしかしてりほ殺害の真犯人は押見じゃなくて…と思ってしまった私はまんまと引っかかってしまいました。

★恒川が引っ越した10年前、押見が夜逃げしたとされる10年前に一体何があったのか。三浦さんの調べにより、押見が応援していたサッカーチームが優勝を決めた試合があったことがわかる。右京さんの脳内パズルがここで完成!

★試合に押見が現れると踏んでいた恒川は、優勝を決めたその日に押見を発見していたが、押見を殺害することができなかった。反撃されそうになり気絶させた押見を、時効を迎えていると思い込んでいた恒川は警察に突き出すこともできなかった。恒川は罪を償わせるために、自らが押見を監禁するという選択肢を選んだ。

★八王子の家を改修し、婚約者を殺害した男を監禁し続ける10年…。これは恒川にとっても相当な辛さだったことだろう。実は時効が成立していなかったことがもっと早くわかっていれば、すぐに警察に突き出せたのにと思うとやるせない。

★自らの職場で販売しているお弁当を食事として渡していたので、押見は監禁からの解放後お弁当を検索していたんだね。自分を監禁した人間を探すために。

★さらには恒川の自宅を訪れるようになっていた友繁さんのバッグについていた鈴の音を聞いて、彼女もグルだと思い込んだ。彼女への因縁はこのためだった。

★元夫に追われ続けている友繁さんを救うため押見の解放を決めた恒川だけど、もう限界だったんじゃないかな。殺しても飽き足らないくらい憎い男と結果的にずっと暮らし続けるなんて尋常ではない。男に追われ続ける友繁さんと婚約者のりほが重なったことも大きかった。

★で、肝心の押見殺害犯は友繁さんの元夫でした。友繁さんを待ち伏せする押見を元妻の新たな恋人だと勘違いして追いかけ、また押見も元夫が自分を監禁した人間だと勘違いした末の殺人事件だった。

★ラスト、恒川が連行されていく際三浦さんが立ち会ったのがよかったな。伊丹との、言葉は交わさず手を挙げるのみのやり取りもよい。今回は最後まで三浦さんが絡んでいた、さらには真相解明の情報を提供する役割も担っていて、三浦さんの存在が生かされていたのが秀逸だった。

中盤のミスリード(に引っかかる私)、三浦さんの素敵な活用、右京・亀・伊丹と三浦さんとの相乗効果、すべてが私にはまりました。とてもよかったです。もちろんあの状態で10年も監禁されて、途中で何事も起こらないのか(病気になるとか)という疑問もなくはないけど、まあいいかと思えます。
それからタイトルも納得。感情を封じてしまったこともそうだけど、こんな形の「復讐」じゃ笑うどころか辛すぎる。そういったことがしっかりと表現されたタイトルだと思いました。

★ところでラストシーンのすき焼きの卵はアドリブ?ちょっとそんな風に見えました。寺脇さんが素で水谷さん用の卵使っちゃったのか、それに「右京として」水谷さんが合わせ、さらに「亀山として」寺脇さんが反応したのか…違うかもしれないけど、とにかく二人とも役が染みついているなあと感じました。

以上で終わります。

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