相棒season24 第19話「暗闇の鬼」感想&今シーズン総括

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第19話「暗闇の鬼」感想

★ざっくりまとめると、次期警視総監候補の過去のスキャンダルに関わるあれこれを描いた作品でした。そこに絡んでくるのが元特命係の岩橋。26年前に半年だけ特命に在籍していたということだから、亀ちゃんの前任者ということになるのかな?


★亀ちゃんの前には6名の前任者がいましたが、特命係での勤務に耐えられずことごとく退職していきました。以前6名いた、という情報はかなり前から明かされていたものの、実際の人物(岩橋)が出てくるのは今回が初めて。「半年」となっていたけど、6名の中では続いた方じゃないかな…。早ければ一週間とかで逃亡していたみたいだし。


★その岩橋が特命に飛ばされるきっかけとなったのが、次期総監候補の叶とのいざこざ。キャリアの叶は当時捜査一課におり、岩橋を目の敵にしていました。強権を発動して岩橋を「陸の孤島」特命係に追いやりましたが、その際に彼を恫喝していた音声データが残されていたのでした。


★総監候補という大事な時期に突如現れ音声データを突きつける岩橋。明確な要求がない岩橋の目的は何なのか…?というところが物語の軸の一つでもありました。


★結論としては、岩橋に明確な要求はありませんでした。ただ、謝罪の言葉がもらえるかもしれない…というほのかな期待があった。しかし自らの保身しか頭になく小さすぎる器しかないヒステリックな叶(ボロクソ笑)は謝罪など頭になく、ただただ岩橋に過去の行状が暴かれるのを恐れるだけだった。


★正直「謝罪」という淡い期待を右京さんが指摘したとき、今更謝罪ほしいと思うかな…?と疑問でした。でもラストで岩橋がお金持ちなんかよりも警察官になりたかったと語ったこと、その夢を捨てきれず私立探偵をしていること、そして特命係を退出する際にネームプレートを見る視線から、「謝罪」を一つの区切りにしたかったのではないか…と思いました。


★本当は警察官の職を全うしたかったのに、特命に飛ばされそれが叶わなくなった。「半年」という亀ちゃんはじめ歴代の相棒を除けば長い部類に入る期間在籍していたのは、何とかしがみつこうとしていたからなのではないか。しかし限界が来てしまった。


★まあ…当時の右京さんは今の何倍も変わり者だったから、耐えられないのも仕方ないのですが…。亀ちゃんも当初はかなりぶつかってましたからね。


★警察官への思いを抱えた長い年月に、いい加減区切りをつけたくなったのかもしれません。叶わなかった思いを何十年も抱え続けることは相当な重荷だったはず。何十年も経っているし、叶も今ならさすがに謝罪してくれるかもしれないと思ったのかもしれません。そこまで明確に考えていなくても、何かのきっかけになるかもしれないと行動したのでしょう。


★しかしどうしようもない叶はさらにどうしようもなくなっており、自分の過去をばらされないようにするということしか頭になかった。それにしても…この人に警視総監とか無理でしょ。すぐに感情的になるし、あまりにも小物過ぎる。良くも悪くも警視総監は痛いところを突かれても動じない、むしろそれを利用するくらいの人間じゃないと。小野田官房長クラスの図太さがないと仮になれたとしてもただのお飾りにしかならないと思います。


★衣笠副総監は当初叶のスキャンダルを握りつぶそうと画策しているように見えて不思議だったけど、お飾りにしとけくらいの気持ちだったのかもしれません。結局見限ったわけですが。


★そして甲斐さんと社さんの連携プレー。この二人も当初は叶を何とかかばって警視総監にしようとしているように見えたけど、魂胆は全然違った。むしろ週刊誌に音声データを持ち込み、叶の出世を断ち切った。そうか…社さん、叶の被害者だったんだね…。明確には描かれていなかったけど相当えぐいことがあったのではないだろうか…。


★というわけで今回は、殺人事件はなく終わりました。しかし警察組織内の権力による抑圧と足の引っ張り合いと復讐と…という胸焼けするような内容が凝縮された物語でした…。相棒っぽいね…。


★ラストで特命係を訪れた岩橋が、部屋を出る時に見つめていたネームプレート。亀ちゃんが特命係として長年警察官を全うしている姿を見て、自分がもしあのまま特命にしがみつけていたら…と思ったように私は感じました。演じた石黒さんの意図はわかりませんが、彼の視線には少しの後悔とやっと区切りをつけられた気持ちが混ざっているように見えました。

season24 完走

終わりましたね~24も。今シーズンを振り返ると、「南井十」や「浦神鹿」といった決着のついていない大きな敵に関わる話がありましたね。

二人とも生死が不明…だけど多分生きていて何らかの形で事件に関わり右京を挑発している、という点で共通しています。「生死不明だけど多分生きている」というのはかつての浅倉禄郎に似ていますね。ただ浅倉はきちんとその最期が描かれて決着がつきましたが、南井と浦はどうなるのか…。

正直そこまで描く余裕があるのかどうか疑問ですが、まあ来シーズンで描かれればそれでよし、描かれなければそれもよし、くらいの気持ちです。私個人は相棒ワールドを十分に堪能してきたので、今はボーナスステージくらいの思いで視聴しています。だからいい意味で特に期待も持っていないし、終わるその日まで見届けるということだけを全うしようと思っています。

今のところ来シーズンもありそうなので、開始されれば見ます。感想が書きたい回があれば今シーズン同様に書いて残しておこうと思っています。

なんだかんだ、右京さんと亀ちゃんのコンビは見ていて安心するので、来シーズンも楽しみにしています。

以上で終わります。

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