エレガントな船舶【いしかり】
太平洋フェリーでは現在3隻のフェリーが運航しています。そのうちの【いしかり】は、青を基調とした内装が美しい船舶です。



こんな素敵な船に、時期や客室によっては相当リーズナブルに乗船できてしまうのが太平洋フェリーの素晴らしいところ。私自身も何度乗船したかわかりません。
今回は、これまで経験したいしかりの客室について比較してみたいと思います。
きたかみ・きその客室比較もしています。


客室の比較
S寝台

まずはS寝台です。個室ではありませんが、プライベートは確保できます。女性専用客室の設定もあり利用しやすいので、私はこの客室をよく利用しています。

1室につき16台のベッドがあり、割り当てられたベッドを使用します。女性専用客室の場合は、カード-キーで中に入ります。






何度も利用してるのでその経験をまとめると、
- 1室16台のベッドがすべて埋まることはほとんどない
- 想像以上に静か
- 飲食やお手洗いのたびに外へ出なければならない点が少し面倒
といったところが思い浮かびます。
なお、1室全部埋まるという経験はほぼありませんが、私は基本的にA期間にしか乗船しないので繁忙期の状態は不明です。繁忙期には全部のベッドが埋まる可能性もあります。

一度だけ人気アイドルグループのコンサートが北海道で開催された際に、A期間でも1室全部埋まったことがありました。それでも騒がしさは全くなく静かに過ごすことができました。
1等客室
【1等】と名前の付く客室は全部で3種類、洋室・和洋室・和室です。
- 洋室:定員2名
- インサイド(窓から外の景色が見えない)
- 和洋室:定員3~4名
- アウトサイド(窓から外の景色が見える)
- 和室:定員3~4名
- アウトサイド(同上)
このうち私が乗船経験があるのは【1等和洋室】です。














1等の3種類の客室のうち、外の景色が見えないインサイドの方が数千円安い料金で利用できます。また太平洋フェリーには、定員の半数に満たない人数では客室を利用できないという決まりがあるので、1名で利用する場合は【1等洋室】以外は利用することができません。
特等客室
特等は洋室・和室の2種類がありますが、圧倒的に洋室の数が多いです。和室は少ないので、予約時にはすぐに埋まってしまうと思います。なおどちらも定員は2~3名(和室には3~4名の部屋もある)なので、1名でも利用可能です。












客室の比較:1名で利用する場合
部屋 | 運賃/1名 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
S寝台 | 8,900円 | 料金が安い | 個室ではない・備品があまりない |
1等洋室 | 12,000円 | 個室の中では料金が安め | 外が見えない |
特等 | 18,100円 | 外が見える・湯船につかれる | 料金が高い |
正直なところ、どの客室も一長一短です。絶対にこの客室がいい!ということはなく、その時々の気分で選ぶのがお勧めかなと思います。周囲に多少気は遣うものの、これぞ古き良き船旅!という気分を味わえるのはS寝台、ちょっと贅沢な気分を味わいたいなら特等、なるべく料金は押さえつつ個室がいいというなら1等、といったところでしょうか。
まあ言ってしまえば、どの客室も楽しいんですよね。私は特定の客室に決めることはなく、「この間はこれを選んだから次はこれ…」みたいにローテーションしています。



初めての船旅で自分がどれくらい酔うかわからないという人には個室をお勧めします。まずはリーズナブルな1等から。
まとめ
太平洋フェリー【いしかり】の客室を比較しました。私は1人で船に乗ることが多いので、1人でも利用できる客室を予約することがほとんどです。
実は特等よりも上の客室、ロイヤルスイート/スイート/セミスイートも定員が2~3名のため、1人での利用が可能なのです。
もちろん運賃はさらに高くなり、かつ部屋数も1~2室しかないので予約するだけでも大変だと思いますが、セミスイートから順番にチャレンジしてみたいな~と思っています。
一方でよりリーズナブルな客室、B寝台・2等和室もまだ未経験です。2等和室は雑魚寝状態になるので、予約するならB寝台かなと思います。
というわけで当面は、
- セミスイート
- B寝台
を経験できるように乗船機会を待ちたいと思います。
船旅への野望が尽きませんが、今後も乗船記録を更新し続けたいと思います。
以上で終わります。
【きたかみ】のB寝台は経験できました。

