廃止区間を巡りました
札沼線の現在の終点は北海道医療大学駅ですが、2020年5月までは新十津川駅、さらに1972年6月までは石狩沼田駅までがつながっていました。
今回は2020年5月に廃止となった北海道医療大学駅~新十津川駅間を巡りました。
かつて撮影した現役当時の写真も交えながら記録を残しておきたいと思います。
各駅の様子(2024.9)
北海道医療大学‐石狩金澤‐本中小屋‐中小屋‐月ヶ岡‐知来乙‐石狩月形‐豊ヶ岡‐札比内‐晩生内‐札的‐浦臼‐鶴沼‐於札内‐南下徳富‐下徳富‐中徳富‐新十津川
※中徳富駅のみ2006年廃止です。
北海道医療大学駅
現在の札沼線の終点です。


石狩金澤駅





現役当時の石狩金澤駅


本中小屋駅

現役当時の本中小屋駅

中小屋駅
中小屋郵便局向かい側が駅跡ですが、駅への道は封鎖されていました。
現役当時の中小屋駅

月ヶ岡駅
旧月ヶ岡駅はバスの停留所になっており、ホーム跡が保存されていました。







現役当時の月ヶ岡駅

知来乙駅


現役当時の知来乙駅

石狩月形駅








現役当時の石狩月形駅




豊ヶ岡駅
豊ヶ岡駅はちょうど何かの作業が始まっているようでした(この日は休み)。



現役当時の豊ヶ岡駅

札比内駅
札比内駅は駅舎が残っており、隣のトイレも利用可能でした。
国道275号線沿いには「札比内駅」という案内もありました。







現役当時の札比内駅


晩生内駅



現役当時の晩生内駅



札的駅
駅跡は空き地になっていました。
現役当時の札的駅



浦臼駅
浦臼駅は「ふれあいステーション」として駅舎が存続し、ホームや駅名標を再現した広場が整備されています。










現役当時の浦臼駅


鶴沼駅
「鶴沼改善センター」の裏手に線路跡があり、その先が駅跡です。



現役当時の鶴沼駅

於札内駅

現役当時の於札内駅

南下徳富駅

現役当時の南下徳富駅

下徳富駅
現役当時の下徳富駅

中徳富駅(2006年廃止)


新十津川駅
新十津川駅は、駅跡が「駅跡地さくら公園」として整備されています。

















現役当時の新十津川駅



まとめ
札沼線廃止区間(北海道医療大学駅‐新十津川駅)を巡りました。
現時点で明確に駅跡が整備されているのは、
- 月ヶ岡駅
- 札比内駅
- 浦臼駅
- 新十津川駅
となります。また、
についても何らかの形で残すのではないかと思われます。
一方で浦臼駅以降の「鶴沼駅‐中徳富駅」までは線路跡くらいしかわからず、駅であったことの痕跡がほとんどありませんでした。
現在の札沼線(学園都市線)は街中を通り通学にも利用されることから、廃止になることは現時点では考えにくく、札沼線すべてが廃止されてしまうことは避けられると思います。
北海道医療大学が移転することになりました(2028年4月)。医療大学駅がどうなっていくのか注目していきたいと思います。
いずれ機会があれば、1972年に廃止された区間(新十津川駅から石狩沼田駅まで)も改めて巡ってみたいと思います。「札沼線」の「沼」は「石狩沼田駅」由来なので、「札沼線」を巡ったと宣言するには石狩沼田駅までしっかりと行ってみたいものですね。
以上で終わります。
廃駅となった新十津川駅について書いています。
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