かつての終着駅
新十津川駅は、2020年5月7日の廃止までは札沼線の終着駅でした。
廃止になるまでの数年間は1日1往復しか列車は運行せず、その列車は「日本一早い終電」とも言われていました。
何度か訪れた新十津川駅の姿を記録しておきます。
新十津川駅の変遷
2015年7月





▼2015年7月時点では駅前に小さな牧場があり、馬の親子がいました。



2016年12月



2016年12月に訪れた際にはすでに列車の発着が1日1回になっており、当時の新十津川駅発車時刻は朝の9:40でした。始発にして終電がこの時間ですから「日本一早い終電」ともなるわけです。
※その後のダイヤ改正で平成30年に10:00発に変わりました。
浦臼駅‐新十津川駅間の廃止がささやかれ始めていた時期でもあったので、私含め雪深い中を鉄道ファンがたくさん訪れていました。

町役場で「終着駅到達証明書」をもらうことができました。今も大切に保管しています。
※ハンコは11.27となっていますが、訪れたのは12月です。
2020年1月1日
年末年始を北海道で過ごした際に、札沼線に乗車して元日の新十津川駅を訪れました。

▼駅長犬のララちゃんが出迎えてくれました(赤丸のところ)。



飼い主さんのご厚意で、ララちゃんと記念撮影をすることができました。
その写真は今も大切にデータを残しています。
ララちゃんはこの後、2020年6月6日に亡くなったそうです。
▼ララちゃんの記事

ララちゃんは2020年4月17日のラストラン(コロナのために繰り上げ)も見送ったんですね。
会うことができて本当によかったなと思っています。






ラストランは本当はGW最終日5月6日の予定だったのですが、前述のようにコロナのために4月17日に繰り上げとなりました(「廃止日」は5月7日)。
元日の新十津川駅では御神酒が振る舞われており、廃止前に訪れた鉄道ファンや地元の方達の熱気の中でお酒を飲んだことを思い出します。とても貴重な体験をすることができました。
2024年9月
廃止後は駅舎などは撤去されましたが、「駅跡地さくら公園」として整備されています。

▼現在の新十津川駅の様子はこちらの記事に書いています。

まとめ
札沼線のかつての終着駅、新十津川駅の思い出をまとめました。
振り返ってみると色々な思い出がよみがえります。
もう列車で新十津川駅へ行くことはできませんが、廃止前に乗車できたことや地元の方や同じ鉄道ファンの方々と交流できたことは大きな思い出です。もちろんララちゃんとの出会いも忘れることができません。
以上で終わります。